エレベータ式熱衝撃試験機(ATSSシリーズ)のご紹介
多様な用途の恒温槽・環境試験装置
THERMOTRONのATSS-30,80,130は高性能な温度ストレス試験のために設計された多用途環境試験装置です。
ATSSシリーズは著しく高い温度変化率を実現でき、省スペースに配慮しつつ必要な物はすべて揃うように設計されていますので、装置の設置面積は最小化、処理能力は最大化できています。 設定温度を管理するソフトウェアは、温度のオフセット制御を用いることで、供試体温度のリカバリー性能を最高にしています。ATSSは最新のMIL-STD883Eと202Fの熱衝撃性能やIEC、JEDEC、IPCのテストメソッドにも対応しています。この試験装置で、急速な熱衝撃、高速なストレス、冷熱サイクル制御がすべて可能です。
ATSS-80, ATSS-130は、自動車、防衛、航空宇宙、電子、通信、コンピュータと言ったあらゆる分野のニーズに応えます。
優れたエアフロー
強力なモーターとブロワーホイールによって、それぞれのZONEに多量のエアフローが与えられます。
両ZONEにある冷却フィンコイルが、被試験体が置かれている位置に直接エアを吹き付けます。
供試体は温度調整されたエアで強烈に曝されるので、ZONEを移動すると急速に温度が変化します。
このエアフローの構成は、現行のサーマルショック試験の規格とされる15分で設定温度に到達するのに最適です。
また、温度ストレス試験システムで要求される優れた制御、急速な温度勾配、反復性を備えています。
HOT ZONE・COLD ZONEの温度制御
HOT ZONEとCOLD ZONEのどちらでも冷却と加熱が行えます。
この特徴により急速な温度変化を最大化しながら、エアの温度のオーバーシューやずれを細かく制御します。
特別なDoor
「Door on Door」という構成によつて、COLD ZONEの条件を崩さずに、HOT ZONEの供試体を出し入れできます。
HOT ZONEの供試体は常温に戻して取り出します。
次の供試体を載せて試験を再開すると、COLD ZONEへの移動中の水滴や霜ができるのを減らせるでしよう。
バスケット構造
THERMOTRON特許の格納式移動バスケットにより、両ZONEの試験スペースをフルに利用できます。
この特性により高さの制限を減らすことができ供試体の積載量や処理可能な量を増やせます。
バスケット移動時は激しい温度変化に耐え得るように設計されています。
安全のためのインターロックがあり、移動用のバスケットが止まったことを検出したり、移動中にドアが開くことを防止してくれます。
ATSSシリーズの受託試験
その他装置ラインナップ
小型恒温槽 |
標準恒温槽 |
ハイスペック |
大型恒温室 |
HALT/HASS |
熱衝撃試験装置 |
高度(減圧)試験装置 |
振動試験装置 |
複合環境試験装置 |
バッテリーテストチャンバー |
ソーラーパネルチャンバー |
塩水噴霧試験装置 |
ダスト試験装置 |
レインテストチャンバー |